主な変更点
Cline の CLI 版にて、機能の追加や安定性向上を図る以下の更新が行われました。
- ClinePass の全面開放: すべて of CLI ユーザーに対して ClinePass 機能が有効になりました。ダッシュボードの購読ページへ遷移する際にプロモコードを付与する対応も追加されています。
- 対話セッションの復旧バグ修正: メッセージの読み込み時に、失われていたインタラクティブなセッションを正しく検出・復旧できるようになりました。
- 履歴出力のコマンド構造化: 実行履歴をエクスポートする際、実行したコマンドを構造化された文字列として整形して出力されるようになりました。
- Tencent TokenHub 連携: プロバイダーとして Tencent TokenHub が正式に追加されました (SDK v0.0.55)。
- 特定モデルでの初期プロンプト切り捨て不具合の修正: MiniMax M3 などのコンテキスト要約が早いモデルにおいて、最初の指示が自動圧縮処理によって即座に切り落とされてしまう不具合が解消されました。
- モデルカタログの更新: 同梱されている推奨モデルのリストが最新化され、各プロバイダーの最新モデルが選択しやすくなりました。
影響や使いどころ
特に CLI をヘビーユースしている開発者にとって、ClinePass の適用や、セッションの読み込み時に途切れる問題の修正は大きな改善です。また、初期プロンプトが勝手に圧縮されてタスクの目的を見失うバグが修正されたため、多様な API プロバイダー(特に高出力の特殊な reasoning モデル等)を使用する際の安定性が飛躍的に向上しています。
まとめ
Cline cli-v3.0.35 は、SDK v0.0.55 の安定化対応を取り込みつつ、サブスクリプション機能や接続プロバイダーを拡充して CLI での開発体験を拡張機能版に追随させる堅実なアップデートです。